2013年7月31日

壁に花

去年のクリスマスにいただいたリース



それからずっと
店内にディスプレイしていたら

いい感じのドライリースになりました。






なので
壁に飾ってみました。















ちょっとしたことだけど


ずいぶん華やかになりました。








2013年7月29日

業を高めて

ネットで見つけた記事。
一美容師としてとても響きました。



致知2012年11月号致知随想より
米倉満さん(理容「米倉」社長)
              
私の祖父・米倉近が弱冠二十二歳で
理容「米倉」を開業したのは大正七年のことでした。

後に近の義父となる後藤米吉は、
当時西洋理髪の本場といわれた英国で理容技術を習得し、
「三笠館」という理髪店を開業した人物でした。

その義父と同じ理容の道を志し、日本橋に店を構える
「篠原理髪店」に祖父が弟子入りしたのは、年の頃十三歳。
両親と別れての暮らしはさぞ寂しかったことでしょう。

しかし、一人前になるまで家には戻らないと修業に専念し、
二十一歳になるまでの八年間一度も
親と顔を合わせることはありませんでした。

独立開業する際には、修業中に祖父の腕を見込んだ
名士たちの後押しもあって、
築地の精養軒ホテルの一角という一等地で開業。

関東大震災で店が焼失したことで、
銀座の中央通に移りましたが、
「米倉」は一流のお客様を相手にして、
満足させる銀座の床屋だという矜持が祖父の力の源でした。

実際、店には日本画家の伊東深水氏、作曲家の山田耕筰(こうさく)氏や、
陶芸家の川喜田半泥子(かわきた・はんでいし)氏をはじめ、
個性溢れる一流のお客様が顔を連ねる理容店として賑わい、
今日に至るまで多くの名士の方に親しまれてきました。

その中には松下電器(現パナソニック)の
創業者・松下幸之助氏もいらっしゃいましたが、
かつて松下氏はほとんど容貌を気にされず、
頭髪もぞんざいだったそうです。

ある時、そんな松下氏と初めてお会いする機会があった祖父は、
即座に

「あなたはあなたの顔を粗末にしているが
これは商品を汚くしているのと同じだ。

会社を代表するあなたがこんなことでは会社の商品も売れません。
散髪のためだけに時間をつくるというような心掛けがなければ、
とても大を成さない」

と言い放ったといいますから大したものです。
もちろん祖父の言葉に悪意は微塵もなく、
むしろ自らの仕事に対する誇りから生まれたものといえるでしょう。

仕事に打ち込む中でお客様を満足させたいという
姿勢を貫いてきたからこそ、経営の神様に対しても
思いの丈をぶつけることができたのだと思います。

「誠にもっとも千万で、至言なるかな」
と口にした松下氏は、祖父の言葉に意気を感じられたのでしょう。
祖父との出会いを機に身だしなみにも気を使われるようになり、
「米倉」をご贔屓くださるようになったのです。

私が理容師としてまだ駆け出しの頃、
祖父の鞄持ちとして熊本県の阿蘇まで赴いたことがありました。

現地では松下電器の代理店を集めた年に一度の大会が開催されており、
祖父はそこに招かれたのでした。

宿泊先でのことです。
二人きりになった晩、祖父は堰を切ったように
自らの歩みを語り始めました。

既に晩年を迎えていた祖父は、
特別に私に伝えたいという思いがあったのでしょう。
その中にはこんな話がありました。

祖父の母は大変信仰心の厚い方で、
「おまえの守り本尊は観音様であるから、
毎月十八日はお参りに行きなさい」

と言われた祖父は母の言いつけをよく守っていました。
ところがある月の十八日の朝、祖父は寝坊をしてしまい、
慌ててお参りを済ませるも開店時間に間に合わないことがありました。

ちょうどその時分に店を訪れた松竹の大谷竹次郎氏は
祖父の不在を知り、後日改めて来店された際、
開口一番こう聞かれました。

「君は何か自信をなくしたことでもあるのか」と。
祖父が驚いて聞き直すと、大谷氏は
観音様にお参りに行くことそれ自体はよいが、
開店中に主人が留守とはどういうことか。

お客様に不自由をさせて、ご利益などあるだろうかと懇々と諭され、
最後に

「客商売は、客が店の信者なのだ」
とおっしゃったそうです。
祖父は我が身を恥じたといいます。
お客様を差し置いて観音様をいくら拝んでも、

ご利益などあろうものかと。そして理容業という生業に打ち込むことが、
そのまま信仰になりうるのだという確信を得たのでした。

業即信仰。
祖父はこの時の教訓をこの四文字に込めたのです。
このことに関連して、世の中にある無数の業には、
それ自体に良し悪しがあるわけではなく、
その業を行う者の人格のいかんによって良し悪しが決まる。

それゆえに理容師は、理容の技術を磨き高めることはもちろん、
教養を身につけ、お客様と誠実に相対する中で、
理容師的人格を高めることの大切さも訓えられました。

また祖父は、日頃から
「毎日が開業日」
と口癖のように言っていたことを思い出します。
店というのは古くなると惰性に流れだらしなくなるから、
毎日が開業日のように新鮮な気持ちで場を清めれば、
自然と仕事に励む気分が湧き上がってくるというのです。

理容「米倉」は四年前に創業九十周年を迎え、
その間祖父の業に対する信仰心の如き思いは
父、叔父を経て四代目である私へと受け継がれてきました。

業を高めることが、そのまま自己を高めることになる――。
これが理容師として、四十年間歩み続けてきた私の実感です。
業即信仰という祖父の祈るような仕事に対する姿勢を胸に、
理容師として生涯を全うできるよう
これからも一途に歩み続けたいと思います。






「業を高める事が自己を高めること」

自分が一生の仕事と選んだ職業
仕事に誇りを持ち続けて
これからもやっていきたいと思いました。




2013年7月26日










いよいよ夏本番


カットクロスをまとってドライヤーをかけたりするので
もうすでに店内のエアコンもフル稼働

でも冷え過ぎも禁物なので
マメな温度調節で快適な温度を探って行きたいと思います。





お客さまからの
ヘアスタイルのリクエストも
“暑さ対策”が多くなってきました。



首回りをスッキリと・・

まとめられる長さで・・

ドライヤーの時間を短くしたい・・・




そんなリクエストを押さえながらも
ちょっとイメージチェンジ。

パーマをプラスするのもおススメです。



毛先に動きが出るのでまとめ髪もしやすく
スタイリングも簡単
ドライヤーの使用時間も短くて済みますよ。






気持ちも開放的になる季節

せっかくならヘアスタイルでも
この夏を楽しんでいただければ。













2013年7月22日

断髪


伸びに伸びた髪を切ってもらいました。








この時期、湿気でクリクリです。

なんでここまで伸ばしてたんでしょう・・・


















カット開始。

担当は田崎。











チョキ キョキ



シャカ シャカ



ザク ザク



ザク ザク













わっ、こんなに。。。











出来上がり。




あー、スッキリ。

















やっぱり、髪を切るって気分も変わっていいもんですね。










2013年7月21日

一票


今日は参議院選挙でした。



いつもより少し早く家を出て

駅までの途中の投票所へ。







一票だけの微々たるものだけど

誰もが一票だけしかないせっかくの権利。







まぁ、色々ありますが


少しでも日本がいい方向に。















2013年7月18日

ご近所さん

nestのご近所の

gallery and cafe fu さん



いつも色んなアーティストさんの個展や
ワークショップをされています。

只今
7月16日(火)~7月28日(日)は

「珈琲鳥子 展」





そして

ワークショップ
「デコレーションうちわをつくろう!」
をされています。





何だか楽しそう。



僕も息子と参加したいなと思ったのですが
行ける日が合わない・・・残念。。
喜びそうなのに...




もしお時間が合いましたら是非!










2013年7月14日

パートナー

カットやカラー、パーマ、セット・・・


練習の相手は
きっとみなさんも一度は目にしたことのある“ウィッグ”

ウィッグとは首だけのマネキンです。



美容師をやっていると
このウィッグさんに何とも不思議な愛着を持っているものです。



上手く行かないとき
失敗したとき
壁にぶつかったとき

いつもウィッグさんは黙って相手をしてくれます。



黙々とウィッグさんに向き合って
練習していると

いつの間にか壁を乗り越えられていたりすることが
幾度となく。





美容師を志した時から

20数年やっている今も


ずっと大切なパートナーです。




このウィッグさんに向かい合っていると

美容師を始めたばかりの
新鮮な気持ちで楽しくて楽しくてしょうがなかった美容という仕事を
思い出させてくれます。













2013年7月11日

野球!

火曜日
お客さまのご厚意でチケットをとっていただき

東北楽天ゴールデンイーグルス
VS
北海道日本ハムファイターズ

の試合を東京ドームへ観戦に行って来ました。



結果は楽天の快勝

ピッチャーは田中将大投手

これで開幕から12連勝。
40イニング無失点の記録更新中


スタンドから見ていても
背番号18に気迫がみなぎっていて
時々バックスクリーンに映る田中投手は眼光鋭く
プロフェッショナルの目でした。


勿論、才能があってのことですが
たゆまぬ努力と強い精神力
厳しいプロ野球の世界トップになるためには
並大抵のことでは無いはずです。


それが鋭い表情から伝わってきました。



自分も小中高と野球一筋
(比べるのもおこがましいですが、、、)


メラメラと熱いものが観ていて漲りました。




自分も仕事がんばろ!


















2013年7月8日

終わりのない仕事

美容師を始めてから

これだけは言えること。


それは美容師として
一年一年、一ヶ月一ヶ月
上手くなっているということ。

まぁ、成長速度はこの際置いておきますが・・・




当然、まだまだ出来ないことも多い。

もっと勉強しなければならないこと
もっと練習しなければならないこと

たくさんあります。





この美容師という仕事、終わりがありません。

課題はいつも目の前にあります。

技術的な課題
デザイン的な課題
接客の課題
センスの課題

それをひたすらクリアしながら
これからも美容師人生を全うするのだと思います。


「これくらいで、もういいかな。。」

なんて思った時点で
お客さまに支持されるための
美容師としての魅力は途端になくなるだろう。

それでも何となく美容師を続けられるほど
お客さまは甘くない。

それくらい自分たちの仕事は
お客さまに対して責任の重い仕事なのだから。




ずっと勉強。

ずっと途中。



だからこの仕事は面白い

何十年やっていても
毎回緊張し、毎回チャレンジ
当然、飽きることもない。





50になっても

60になっても


こんなこと思いながら仕事していたら

カッコいいオヤジになれてるかもね。











2013年7月5日

ここにきて・・・

ここにきて
ヘアエステが楽しい。



Hair Esthe




お客さまの髪の
期待以上の仕上がりに。




もう7年くらい施術しているのに
ここにきて
益々いい仕上がりを出せるようになってきたと

我ながら実感しています。




これまでも
沢山のお客さまに喜んでいただいて
他には無い仕上がりに満足はしていたのですが



もう一度、基本に戻り

細かい所を見直して

丁寧に施術する事で

またさらに
こんなに仕上がりの良さを実感できるとは。





少し驚きです。





もっとたくさんのお客さまに体験していただきたい。


こんなに柔らかくツルツルサラサラになるなら。



やっているこちらも楽しくなります。







2013年7月3日

Power

昨日の定休日

舞台を観て来ました。


ずっと観たかったミュージカル。





会場に着くと

これから始まる舞台への興奮で
少しテンションの高いお客さんで込み合っています。





席につくと

開演前のワクワク感と
少しの緊張感

オーケストラは音の調整に余念がなく

その音により一層
観客席はザワザワと
気持ちを抑えきれない様子。








オーケストラが静かになって

照明が消えて・・・








始まりました。








目の前で行われている物語に
一気に引き込まれます。





オーケストラの迫力ある音楽

豪華な舞台セット

アンサンブルのコーラス

役者さんの歌声






鳥肌が立ち

目の奥が熱くなって。






才能ある演者さん達が

数か月もどっぷり稽古に励み

毎日一回一回の舞台に
全身全霊をかけて取り組んでいる



その迫力に
そのパワーに


圧倒される






ただ座って観ているだけのこちらまで

喜び
悲しみ
笑い
泣き

その役の感情に揺さぶられ





終わったときには

すべての観客が自然に立ち上がり
大きな拍手が鳴りやみませんでした。




その3時間あまりに
大きなパワーをもらいました。







こんなことを仕事としている
役者さんはもちろん
舞台を作り上げている方々を

尊敬するとともに
とても羨ましく




自分も負けない様に
もっと頑張ろうと



自分のこの仕事を
人から羨ましいと思ってもらえるような仕事にしたいと
心からそう思いました。







いい時間でした。

















2013年7月1日

大切な場所に

美容室って
コンビニよりも歯医者さんよりも
郵便ポストよりも信号機よりも多いそうです。

それもダントツに。


日本全国に約22万件。

美容師の数、約45万人。




すごい数。。

この石川町、元町界隈にも
数えきれないほどたくさんのヘアサロンがあります。


みんな一生懸命お客さまに来てもらおうと頑張っています。




そんな中
nest に来て下さるお客さまがいるということ

たくさんのヘアサロンの前を通りながら
nest まで足を運んでいただくということ

改めて考えると本当にありがたいことです。




髪を切ることには
ヘアスタイルを変えると言うこと以上に

気持ちの部分が大きいと思います。


リフレッシュできたり

元気になれたり

自信が持てたり


ヘアスタイルにはその瞬間から
周りの人たちが持つ印象はもちろん
ご本人の気持ちに大きく影響する力がある。


だからこそ

気持ちの部分を大切にするヘアサロンを。

そう思ってスタートしたnestです。




たくさんあるヘアサロンの中で

他にはない、ここにしかない美容室として

お客さまにとって「無くてはならない」と
言って頂けるような店になれるよう

もっと頑張らなきゃな。





日常の生活の中での大切なRe:スタートの場所であるために。